2024年5月26日(日)江別市大麻のえぽあホールにおいて混声合唱団「樹」第4回演奏会が行なわれました。
 混声合唱団「樹」は2010年に合唱指揮者として長年活動されている横山直樹先生によって創設された合唱団で、現在は約30名で活動しています。
 演奏会では1stでウィリアム・バードの作品、信長貴富さん作曲『思い出すために』(抜粋)、中島みゆきさんの「麦の唄」「時代」とバラエティに富んだ曲を歌い、2stでは昨年「樹」の桂冠指揮者になられた横山直樹先生の指揮によりNコンの名曲「ひとつの朝」「ともしびを高くかかげて」を演奏しました。
3stでは賛助していただいた合唱団アラカルトさんによる、混声三部合唱とピアノのための「なんとなく・青空」が演奏され、最終ステージで「樹」、アラカルトおよび有志の皆さんによって結成された「樹の心」を歌う合唱団によって藤嶋美穂さん作曲、混声合唱とピアノのための「樹の心」の全曲初演が行われました。
 この曲は次々と優れた合唱作品を生み出して近年評価が高まっている藤嶋美穂さんに横山直樹先生が委嘱されたものです。客演指揮をしていただいたのは横山直樹先生のご子息で全国をまたにかけて活躍されている合唱指揮者横山琢哉さん、ピアノは多くの藤嶋作品の初演を手掛けている石井ルカさんです。演奏は作品の素晴らしさ、指揮者の的確で情熱的な指導、そしてこの作品にかける合唱団の思いなどが結実してとても感動的なものになったと思います。かつてないほど多くご来場いただいたお客様にも喜んでいただけたなら私たちにとってこの上ない幸せです。
 『おんがく広場』第268号に掲載されました。